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ひざ痛

SYMPTOM DESCRIPTION

筋性疼痛症候(きんせいとうつうしょうこう)について

筋性疼痛症候とは『筋肉の硬化や血流障害が原因となって生じる痛み』のことです。
MRIやレントゲンでは原因がわからない痛みやしびれは筋性疼痛症候の可能性があります。

  • ひざ痛について

    ひざ痛の原因となるよくある疾患には、変形性ひざ関節症やスポーツ障害のジャンパー膝、成長期のオスグッド病などがあります。
    ひざ痛は関節内部の痛みとされていますが、実際にはその表層の筋肉がその痛みの原因となっていることも少なくありません。
    痛み止めやシップが効かない、注射をしても改善されないひざの痛みは筋肉が硬化をおこし血流障害によって痛みが生じているる可能性も考えられます。

  • 筋性疼痛症候の視点から考えるひざ痛の原因

    筋性疼痛症候では筋肉の硬化と血流障害が生じて痛みが発現していると考えられています。診断名に関係なくひざ痛では、
    ①ひざを伸ばす筋肉(大腿四頭筋)
    ②ひざを曲げる筋肉(ハムストリングス、腓腹筋など)
    ③ひざ関節の安定性に関わる腱・靭帯
    の硬化が痛みに関係しています。
    変形性ひざ関節症では関節の変形や軟骨のすり減が原因ととされていますが、実際には変形の大きさと痛みの強さが比例していない症例が多いです。そのことから変形ではなく別の痛みの原因が考えられると思われます。
    臨床では変形性ひざ関節症と診断されたひざ痛が徒手や鍼による治療で筋肉の硬化や浮腫が減少した時点でその痛みも軽減・消失する症例が多くみられます。ことから実態は筋性疼痛によるもであると考えています。

    スポーツによるひざ痛ではハードなトレーニングで筋肉を酷使しているため年齢関係なく痛みが出てきます。
    とくにバスケやバレーボールなどジャンプ動作が多い競技では太ももの筋肉(大腿四頭筋)がオーバーワークになりやすいため、大腿四頭筋の症状としてひざの痛みが発現していると思われます。

    成長筋のオスグッド病はスポーツをしている子が多く、最近では小学生でも大人なみにハードなトレーニングをしている子も多くオーバーワーク状態にある子も少なくありません。
    筋肉も硬化を起こしています。
    特に目立った原因が見つからず成長痛と診断されそのまま練習を続けた結果、はくり骨折などの重篤な怪我を引き起こす子もいます。したがって日頃のケアや治療も十分おこなう必要性を感じています。

  • 筋性疼痛症候による主なひざ痛症状

    ①階段を降りる時にひざが痛む
    階段を降りる時「ギクっと鋭く差し込むような痛み」というひざの痛みでは、太ももの大腿四頭筋という筋肉が原因となります。
    硬化や血流障害が起こった状態で階段を降りると筋肉の運動痛としてひざに差し込むような痛みがでます。

    ②正座をすると痛い
    正座では太ももの前側の筋肉は強く引き伸ばされ、逆に後ろ側の筋肉は強く縮み、体重も強くかかり圧迫を受けてます。
    硬化した筋肉が強く伸ばされたり、縮められることや自身の体重による圧迫により硬化した筋肉が刺激され痛みを感じます。

    ③ジャンプ動作時のひざ痛
    バレーボールやバスケットボールなどに多い着地した瞬間のひざの痛みです。
    ”鋭く差し込むような痛み”は関節内で骨が衝突したように感じることが多いと思いますが、
    このような痛みも筋肉が原因で生じます。
    ジャンプから着地した瞬間に太ももの筋肉が強く速い収縮をします。
    痛みは筋肉の収縮の強さや速さにより変化します。そのため
    痛みの質が”瞬間的なズキっとした鋭い痛み”として感じます。

    ④ひざの夜間痛(就寝時の痛み)
    変形性ひざ関節症によくみられ、あおむけ姿勢で寝ているとだんだんジワジワと太ももやひざに重だるい痛みがでで眠れないというような症状です。
    寝ているときは筋肉にかかる負荷はないのですが、
    硬化した筋肉は一定以下の長さのまま持続していると次第に筋肉が緊張してくる性質があり、このような現象が就寝時の痛みに関わっていると考えられます

    ⑤オスグッド病とされる成長期のひざの痛み
    オスグッド病といわれるすねの骨の痛みは、筋肉に引っぱられた”骨の痛み”とされていますが、筋性疼痛によるものもと考えられます。
    オスグッド病のような痛みを訴える子は共通してサッカーやバスケットボールなど走る、跳ぶ動作が多い競技をしている子が多く、太ももの筋肉が硬化しています。
    すねの骨に付着する靭帯は構造的に太ももの筋肉が延長した腱となっており、筋肉の一部であり筋肉の付着部の痛みとも捉えることができます。
    また、筋肉の硬化に伴う血流障害は骨の血流や代謝にも深く関わるため血流不足となった骨が弱くなり、続発するはくり骨折の原因となっているのではと考えています。

  • 当院独自のひざ痛に対する治療法

    当院では「筋肉を治療」するために以下の三療法をおこなって症状の改善を図ります。治療により筋肉の硬化や血流障害が改善された時点で症状も軽減・消失します。

    ①MT-MPS(筋性疼痛症候に対する治療手技)
    手を使った筋肉へのマッサージ治療です。高度な解剖学の知識にもとづいて深層の筋肉まで「痛いけど気持ちいい」と感じる刺激で治療していきます。

    ②AT-MPS(筋性疼痛症候に対する鍼治療法)
    手では反応しない程ひどくか硬くなった筋肉ははり治療が有効です。徒手療法と併用しておこなうことで頑固な症状にも効果的な治療ができます。

    ③トリガーポイント療法
    トリガーポイントとは筋膜や腱、靭帯や骨膜などにできてしまう「痛みの発生源」です。鍼や専用の深部マッサージツールを使ってトリガーポイントを治療することで症状の原因を漏れなく治療します。

料金表 PRICE

  • 初回特別価格

    初検料込み。問診~検査、治療で60分程度です。

    6,750 (税込)

  • からだの治療40分

    各症状に対応した局所的な治療をおこないます。

    5,500 (税込)

  • からだの治療60分

    症状が複数部位ある方や、重点的な治療が必要な方、全体的なメンテナンスをご希望の方向けのメニューです。

    7,500 (税込)

  • からだの治療90分

    症状が広範囲にある方や60分の治療よりさらに重点的な治療をご希望の方のメニューです。

    1,1250 (税込)

施術の流れ FLOW

問診

詳しく見る

どこが、どうすると痛いのか?いつから痛むのかなど、症状や生活習慣/環境についてお伺いしながら「どの筋肉に負担がかかっているか」を推測していきます。
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運動検査・触診

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問診で得た情報をもとに症状を誘発する検査をしたり、筋肉を細かく触診し原因となっている筋肉(症状発現筋、責任トリガーポイント)を見つけ出します。
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治療

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各患者様に症状や刺激に対する反応を観察しながら最適な治療法を選択しておこないます。

鍼が苦手あるいは怖いといった方には徒手やツールを用いた治療をおこないますのでご安心ください。
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