TOP

053-540-3889ご予約

当院の治療方針について

当院の治療方針について

はじめてご来院される方、通院中の方にも、当院の治療方針をご理解いただけるように、治療の目的や方法、注意事項についてまとめました。
ご来院前に一度お読みいただきますようお願いいたします。

①治療の目的について

 

当院では、「運動器慢性疼痛(うんどうきまんせいとうつう)」、

つまり筋肉や関節などの慢性的な痛みに対して緩和・改善・再発予防を目的とした治療を行っています。

当院での治療対象となるのは、主に筋肉や筋膜に由来する痛み(筋・筋膜性疼痛症候群:MPS)です。

整形外科などの診断名に関わらず、訴える症状が「筋・筋膜性疼痛症候群」であるとして、問診~検査などの評価をして治療を行っています。

筋・筋膜性疼痛症候群の原因となる筋硬結やトリガーポイントは、レントゲンやMRIなどの画像検査では写りません

画像検査では異常がない、あるいは、骨や関節の変形、神経の圧迫が原因とされていても、

実際には筋・筋膜性疼痛症候群であることで痛み・しびれが生じているケースは少なくありません。

当院は専門的な立場からの評価にもとづいてアプローチする治療を行っています。

 

 

②治療方法:筋・筋膜に対する刺激療法

当院で行う治療は、解剖学・生理学・運動学といった科学的理論の考え方に基づいており、

 

以下のような治療法を組み合わせて、痛みの本当の原因にアプローチしていきます。

 

MT-MPS(徒手療法)

高度な解剖学的知識や深層筋までアプローチする特別な技法を用いり、

 

手技(徒手)によって筋肉に刺激を加え、生体の反射を利用して筋肉を緩め血流を改善する治療法です。

AT-MPS(鍼療法)

腰の鍼治療

MT-MPSと併用しておこなう鍼治療法です。

 

筋肉の最も深い層や手技では届きにくいところに直接アプローチでき、より高い効果を期待できます。

 

鍼は解剖学にもとづいて深層筋や筋硬結に刺入しています。

 

MT-MPS/AT-MPSは筋・筋膜性疼痛症候群の治療法として名古屋大学で医師・理学療法士によって研究・考案された治療法です。

 

 

当院は5年以上に及ぶ理論・技術の研修を終了しております。静岡県でMT-MPS/AT-MPSの治療法がおこなえる施設は当院のみです。

トリガーポイント療法

痛みの原因となる「トリガーポイント」(筋肉や筋膜、靭帯、骨膜などにできる痛みの発生源)を見つけ出し、

そこに手技・ツール・鍼などを使って刺激し、鎮痛を図る治療法です。

 

当院のトリガーポイント療法は関西医療大学元教授の黒岩先生が再構築した最先端のトリガーポイント理論にもとづいた治療法です。

 

トリガーポイント研究会に所属し年4~5回の研修と毎月関西医療大学の臨床研修員として、

最先端のトリガーポイントの理論・技術をアップデートしています。

 

他の治療院や整形外科でおこなわれているトリガーポイント療法や注射は古いTP理論でおこなわれており、

現在では多くの誤りが指摘され、当然ながらその治効もプラセボ程度しかありません。

 

再構築された新しいトリガーポイントはプラセボではなく症状を着実に治療できる科学に基づいた治療法です。

 

県内で最先端のトリガーポイント治療が可能なのは、当院のみです。

③治療頻度・時間・通院の目安について

 

治療頻度について

特に鍼の治療後には、一時的にだるさ・筋肉痛・重さ・腫れなどの不快感(リバウンド)が出ることがあります。

リバウンドは通常1〜3日以内、長い方で7日ほどで落ち着きます。

そのため、次回の治療は7〜10日後を目安とし、治療の効果が安定したところで再度施術を行うことを推奨しています。

 

間隔が空きすぎると、元の状態に戻りやすくなりますので、適切なペースでの通院をおすすめしています。

お仕事や家庭の都合、予算の関係などでご提案した治療頻度・時間が難しい場合でも、

できる限り改善できるよう努力はします。

 

④治療に関する要望について

 

治療に関する要望については、効果的な治療をおこなううえで以下の点をあらかじめご理解の上お願いいたします。

 

鍼は受けたくない、苦手であれば徒手やツールのみの治療で対応します。(逆でも大丈夫です)

しかし、当院の治療法は鍼、徒手、ツールでの治療で構成されています。

 

そのため、治療法が限定されてしまうことで100%の治療にはなりません。あらかじめご了承ください。

 

「ここをたくさん揉んで欲しい/鍼をたくさん打って欲しい」「ここに鍼を打ったら効くからやって欲しい/揉んで欲しい」といった要望にはお応えできません

治療の刺激量は、筋肉の状態や反応をみて変化させるために必要と判断した上で施術しています。

刺入部位や加圧部位に関してもリスク管理上できない部位があります。

優先的に治療して欲しい症状があればその症状を治療するために時間をかけることは可能です。

 

治療に用いる技術や手法(徒手、鍼、ツールなど)については、患者さまのご希望も考慮しつつ症状や身体の状態に応じて最も効果的かつ安全な方法をこちらで判断/ご提案させていただきます。

 

症状が広範囲にあり、すべて1回の施術で結果を求める場合どれも改善できない可能性があります。

上記の要望は治療効果にも影響が出ることがあるため、ご満足いただける施術が提供できない場合がございます。

治療効果を出すためには一定時間の刺激の入力が必要で、しかも反応には個人差がかなりあります。

そのため、例えば「今日は肩も腰も、膝も手首も全部治療して欲しい」というのは難しいです。

治療方針にご理解いただきたいこと

当院の治療は、基本的に「症状のある方に対しての治療」となります。

そのため、「症状はないけれど筋肉が硬いからほぐしてほしい」「疲れているからリラックス目的で受けたい」といったご要望には、

ただ施術が痛いだけで当院の治療が合わない可能性があります。

 

また、「ツボ(経穴)に効かせてほしい」「東洋医学的な効果を期待したい」といったご希望についても、

当院では東洋医学/経穴を用いた施術は行っておらず、対応しておりません。

 

骨盤の歪みを整えて欲しいといった要望にも骨盤矯正の施術はおこなっておりませんので対応できません。

 

当院では、経験と知識をもとに、お一人おひとりに合わせた最善の治療を提供できるよう努めております。

 

ご理解のほどよろしくお願いいたします。

この記事をシェアする: