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トリガーポイントとは?

トリガーポイント(TP)について詳しく説明します。

TPは「痛みの引き金点」とか「痛みの発生源」ともいわれ、筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)の原因となっています。

 

トリガーポイントが形成される原因

トリガーポイントについて

実はTPは一定の年齢以上の方には誰にでもあります。TPは、痛みの発生源化した時に、痛みやしびれなどのMPSが発症します。

我々は発生源化したTPを、痛みに責任を持つという意味から責任トリガーポイント(RTP)として区別し、治療対象として認識しています。

トリガーポイントはなぜできる?

TP/RTPともに、形成される原因は筋肉に繰り返し負荷がかかることが原因です。

負荷と聞くと重たい物を想像しがちですが、人体には重力という負荷が常にかかっていて、極端な事を言えば生活しているだけで負荷がかかっています。

スポーツや仕事、日常生活で同じ動作や姿勢を繰り返すことは特定の筋肉に負荷が繰り返しかかるためTP形成の原因になります。

 

トリガーポイントと痛み

痛みについて

日常で私たちが感じる痛みには様々なタイプがあります。

代表的な痛みは切り傷や打撲後に感じるズキズキとした痛みですが、このズキズキとした痛みは損傷後に起こる炎症による痛みです。

TPが原因の痛みは、このタイプとは違う特徴があります。

TPが原因の痛みの特徴

TPが原因の痛みは、特定の姿勢や動作のときだけ痛く、それ以外は痛くないという特徴があります。

これはTPが形成された筋肉の伸び縮みが刺激となって生じる運動痛という痛みです。

炎症による痛みは炎症を抑える痛み止めが効くのですが、TPの痛みは炎症ではないため痛み止めが効きません。

慢性痛の本当の原因

現代医学では、炎症性・神経性・心因性に痛みを分類していますが、TPの痛みはどれにも当てはまらないタイプの痛みでもあります。

そのため、現在のところ治療薬も存在しておらず原因不明の慢性痛とされています。

 

トリガーポイントの探し方

TPはレントゲンやMRIでは見つけることができません。探し方は、触診でTPを指で圧迫することで見つけます。

正常な筋肉は圧迫しても押されている感覚しかありませんが、TPは圧迫するとズーンとした鈍痛を感じます。

特に痛みの発生源となっているRTPは鈍痛だけでなく「痛いところはそれだ!」と患者自身が感じる認知覚も同時に感じます。

TP治療専門の治療師は、専門知識と訓練を受け深層の筋肉のTPを見つけ出すことが可能です。

 

トリガーポイントの治療法

トリガーポイントの実体は過敏化した受容器という感覚を感じるセンサーだとされいています。

したがって、治療は過敏化を正常化させることにあります。

鍼治療が効果的

有効な手段がTPをわずかに傷つけ修復させることで正常な状態に戻す方法です。

我々TP治療専門の治療師は鍼を使ってその作業をおこない、症状を改善させる方法をとっています。

TPを見つけ、鍼を当てるだけの一見単純な作業に見えますが、高度な解剖学的知識に加え、特別な触察技術や鍼刺入技術を要するため簡単ではありません。

 

トリガーポイント治療を受けたい患者さまへ

当院では、慢性的な痛みやしびれにお悩みの方へ、トリガーポイント治療を専門的に提供しています。

トリガーポイントは一般的な検査では見つかりづらく、「異常なし」と言われたにもかかわらず痛みが続くといったケースにも関係しています。特に、長年の肩こり・腰痛・坐骨神経痛・膝の痛みなどでお困りの方にこそ、トリガーポイント治療は有効です。

治療を受ける際の注意点

  • 治療後はだるさや筋肉痛のような反応が一時的に出る場合がありますが、これは回復の過程でよく見られる反応です。

  • 数回の治療で効果が見られる場合もあれば、長年の症状にはある程度の治療期間を必要とする場合もあります。

  • 当院では治療前に十分な説明と同意を得た上で進めていきますのでご安心ください。

こんな方におすすめです

  • 病院で異常がないと言われたが痛みが続く

  • マッサージや整体を受けてもすぐ戻ってしまう

  • 特定の動作や姿勢で痛みが出る

  • 慢性的な肩こり・腰痛・坐骨神経痛で悩んでいる

ご予約前にご確認ください

治療の効果を最大限に引き出すためには、患者さまご自身の理解と協力が欠かせません。
当院の治療方針やトリガーポイントについてご不明な点があれば、遠慮なくお問い合わせください

 

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