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腰痛や肩こりの原因に気づく瞬間|鍼治療の「発生源認知」とは?

鍼治療で「痛みの原因」に気づく瞬間とは?

「整骨院や整体に通っても、腰痛がなかなか良くならない…」
「肩こりの原因がよくわからず、マッサージしてもすぐ戻ってしまう…」

そんな悩みを抱えていませんか?

実は、痛みの“本当の原因”に気づくことが改善への第一歩です。鍼治療には、その瞬間を患者さん自身が体験できる「発生源認知(はっせいげんにんち)」という特徴的な現象があります。この記事では、発生源認知の意味と、腰痛・肩こり改善との関係をわかりやすく解説します。

発生源認知とは?|患者さんが感じる「これが私の痛み!」

発生源認知とは、鍼が本当の原因となっているトリガーポイントに当たったときに、患者さんが「まさにこれが自分の痛みだ!」と気づく瞬間のことです。

痛みを感じる場所と原因の筋肉は必ずしも一致しません。たとえば腰が痛くても、原因はお尻の筋肉にあることも。鍼治療でその隠れた原因に当たると、普段の痛みが再現され、「あ、これが私の痛みだ」と認識できるのです。

発生源認知が重要な3つの理由

1. 原因の特定ができる

発生源認知は、鍼が“痛みの原因”に届いたサイン。単なるコリではなく、根本原因にアプローチできている証拠です。

2. 納得感が高まる

「これが自分の痛みだ」と実感できることで、治療に対する安心感・信頼感が増し、心理的にも治癒が進みやすくなります。

3. 治療の進歩がわかる

繰り返しの治療で発生源認知の感覚が弱くなるのは、筋肉の過敏さや硬さが改善している証拠。回復の目安としても役立ちます。

発生源認知を活かした鍼治療で慢性痛を改善

発生源認知を得られる治療はまさしく原因に対する根本的な治療です。

痛みのある場所を一時的にほぐすだけではなく、本当の原因へのアプローチとなるからです。

その結果、

  • 症状が再発しにくくなる
  • 薬や湿布に頼らずに済む
  • 慢性的に続いていた痛みが改善へと向かう

といった効果が期待できます。

特に、腰痛や肩こりで「どこに行っても治らなかった」という方にとって、発生源認知を目安にした鍼治療は、痛みの根本改善につながる有効な手段となります。

 

まとめ|発生源認知を知ることが改善への第一歩

発生源認知とは、鍼が本当の原因に届いた瞬間に「これが自分の痛みだ」と気づける現象です。

  • 原因を特定できる
  • 納得感・安心感が高まる
  • 治療の進歩がわかる

この3つのポイントは、慢性的な腰痛・肩こりに悩む方にとって改善の大きなヒントになります。

「どこに行っても良くならない」と感じている方は、ぜひ発生源認知を大切にする鍼治療を試してみてください。

この記事の執筆者

鈴木 雄亮(すずき鍼療院・整体院 院長/鍼灸師)
筋筋膜性疼痛症候群(MPS)やトリガーポイント治療を専門とし、腰痛・肩こり・坐骨神経痛・膝痛・五十肩などの慢性症状改善を得意としています。
大阪手技療法研究会やREXトリガーポイント研究会で研鑽を積み、最新の知見を臨床に取り入れながら患者様一人ひとりに合わせた施術を行っています。

 

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