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痛み止めが効かない痛みについて

ロキソニンなどの痛み止めは消炎鎮痛剤といい、炎症を抑える作用があります。

炎症による痛みは侵害受容性疼痛といい、切り傷や打撲後のズキズキした痛みです。

肩こりや腰痛、膝の痛みなどで痛み止めが作用しないのは、痛みの原因が侵害受容性疼痛ではないことを意味します。

肩こりや腰痛などの慢性化した痛みの原因は機械受容性疼痛という痛みです。

機械受容性疼痛は筋膜にある圧受容器というセンサーが過敏化して生じます。

軽度であれば凝り感として感じ,ひどくなると痛みとして感じます。

このように過敏化した部位を「トリガーポイント」といい、その治療法は鍼やマッサージで刺激を加えることで脱感作という生理反応により改善されます。

機械受容器の過敏化を取る薬はないので、現時点では適切な鍼やマッサージ(灸は作用しません)でなければ改善できない痛みということになります。

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