肩こり
筋性疼痛症候(きんせいとうつうしょうこう)について
筋性疼痛症候とは『筋肉の硬化や血流障害が原因となって生じる痛み』のことです。
MRIやレントゲンでは原因がわからない痛みやしびれは筋性疼痛症候の可能性があります。
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肩こりについて
肩こりとは、「首すじ、首のつけ根から肩または背中にかけてつっぱり感や圧迫感、重だるい痛みなど感じる症状」のことで、ときには頭痛や吐き気を伴うことがあります。
原因はパソコンや事務仕事などの長時間のデスクワーク、姿勢が悪い(猫背・前かがみ)、運動不足、精神的なストレス、首のヘルニアや頚椎症などの疾患や胸郭出口症候群、むちうち、五十肩などが原因となっていることもあるとされています。 -
筋性疼痛症候の視点から考える肩こりの原因
筋性疼痛症候では日常生活やスポーツ、加齢や過去の怪我などが原因で筋肉が硬くなって血流が悪くなりが生じて症状が起こっていると考えています。
肩こりでは、①首の筋肉②背中の筋肉③肩の筋肉が原因になっています。
これらの筋肉は頭や姿勢を支える役割があります。
例えば、パソコン作業など長時間座った状態では4~6kgほどある頭を筋肉が長時間支えています。疲労した筋肉はやがて硬くなり、筋肉内の血管を圧迫して血流が悪くなり、首や肩背中の筋肉の酸素や栄養不足、老廃物が溜まり肩こりを感じるようになると考えられます。 -
筋性疼痛症候による主な肩こり症状
①頭の鈍痛
主に後頭部の主だるさや頭痛といった症状がみられます。
後頭部付近にある首の筋肉が凝り固まってしまう事で出る症状です。
②首すじから肩甲骨の内側にかけてのこり感、つっぱり感、ひきつるような痛み
長時間のデスクワークでよくみられる症状で、頭や姿勢を支えるため筋肉の血流が悪くなり症状が出ています。
③首を回すと痛い、肩の付け根のこり感や鈍痛
顔を横に向ける筋肉が悪くなると「顔を横をむけたときに首すじが痛い」「横に傾けると痛い」といった症状が起こります。
④猫背、巻き肩
猫背や巻き肩は凝り固まった筋肉を楽にしようと身体が自然と伸ばすように無意識でとる姿勢が猫背です。
「猫背、巻き肩だから肩が凝る」のではなく、「肩こりのせいで猫背、巻き肩になっている」と考えられます。 -
当院独自の肩こりに対する治療法
当院では「筋肉を治療」するために以下の三療法をおこなって症状の改善を図ります。治療により筋肉の硬化や血流障害が改善された時点で症状も軽減・消失します。
①MT-MPS(筋性疼痛症候に対する治療手技)
手を使った筋肉へのマッサージ治療です。高度な解剖学の知識にもとづいて深層の筋肉まで「痛いけど気持ちいい」と感じる刺激で治療していきます。
②AT-MPS(筋性疼痛症候に対する鍼治療法)
手では反応しない程ひどくか硬くなった筋肉ははり治療が有効です。徒手療法と併用しておこなうことで頑固な症状にも効果的な治療ができます。
③トリガーポイント療法
トリガーポイントとは筋膜や腱、靭帯や骨膜などにできてしまう「痛みの発生源」です。鍼や専用の深部マッサージツールを使ってトリガーポイントを治療することで症状の原因を漏れなく治療します。
料金表
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初回特別価格
初検料込み。問診~検査、治療で60分程度です。
6,750 円 (税込)
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からだの治療40分
各症状に対応した治療をおこないます。
5,500 円 (税込)
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からだの治療60分
症状が複数部位ある方や、重点的な治療が必要な方、全体的なメンテナンスをご希望の方向けのメニューです。
7,500 円 (税込)
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からだの治療90分
症状が広範囲にある方や60分の治療よりさらに重点的な治療をご希望の方のメニューです。
1,1250 円 (税込)
施術の流れ
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どこが、どうすると痛いのか?いつから痛むのかなど、症状や生活習慣/環境についてお伺いしながら「どの筋肉に負担がかかっているか」を推測していきます。閉じる
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問診で得た情報をもとに症状を誘発する検査をしたり、筋肉を細かく触診し原因となっている筋肉(症状発現筋、責任トリガーポイント)を見つけ出します。閉じる
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各患者様に症状や刺激に対する反応を観察しながら最適な治療法を選択しておこないます。
鍼が苦手あるいは怖いといった方には徒手やツールを用いた治療をでおこないますのでご安心ください。閉じる