「首を横に倒すと痛い」、「首の側面や肩甲骨の内側が痛い」原因
「首を横に倒したときに痛みが出る」
「振り向くと首から肩にかけてつらい」
このような症状でお悩みではありませんか?
当院では、筋肉に着目した治療をおこなっている立場から、
こうした首の痛みの多くは、
骨や神経ではなく筋肉が原因の痛み(筋性疼痛症候)が原因になっている
事も考えられます。
本記事では、
側屈時の首の痛みの原因を
筋肉の痛みという視点からから分かりやすく解説します。
痛みの原因は「筋肉の収縮による痛み」
・首を横に倒すと痛い
・振り向くと首から肩にかけて痛む
・寝違えて横が向けない
・首の片側だけずっと張っている
このような症状は悪くなった筋肉によって生じる痛みであることが多いです。
首の痛みでは、
- 頚椎の問題
- 神経の圧迫
- 姿勢の悪さ
などが原因と言われることが多いですが、
実際には首を横に倒す(側屈)運動に関わっているこれらの筋肉の、
筋性疼痛による運動痛によるもと考えています。
- 胸鎖乳突筋
- 斜角筋
- 肩甲挙筋
- 頚部の深部筋

痛みの特徴
筋肉が原因の首の痛みには以下のような特徴があります。
- 動かしたときだけ痛い
- 寝ているとき(安静時)は痛くない
- 首〜肩の側面や肩甲骨の内側が痛い

動かしたときだけ痛い
筋肉が原因の痛みは運動痛といい、
筋肉が働いたときに痛みが生じます。
「首を横に倒すと痛い」のは、
筋肉が収縮して痛みを感じている運動痛である事が考えられます。
寝ているとき(安静時)は痛くない
寝ている時は重力が身体にかからないので、筋肉は働いていません。
そのため筋肉の収縮によって生じる運動時痛が起こらないため痛みは感じないと考える
事ができます。
逆に安静時にもズキズキ痛み、眠れないのは炎症が生じている可能性があるため
まずは病院を受診する必要があります。
首〜肩の側面や肩甲骨の内側が痛い
筋肉の痛みは原因から少し離れた場所に感じるという
特徴があります。
この感じる痛みは関連痛といいます。
側屈痛に関係する筋肉の痛みはよく
首の側面や肩甲骨の内側への関連痛が生じます。
なぜ筋肉が悪くなるのか?
筋肉の疲労の蓄積+血流低下によって筋肉の痛みが起こります。
よくある疲労の原因は、長時間のデスクワークやスマホ操作などです。
これらの作業での姿勢の持続は首や肩の筋肉は常に負担がかかっています。
その結果、
- 筋肉が緊張する
- 血流が悪くなる
- 筋肉に痛みの発生源ができる
こととなり、痛みを出すようになります。

「寝違え」との関係
「朝起きたら急に首が痛い」といういわゆる寝違えは、
- もともと筋肉が疲労している
- 寝ている間に不自然な姿勢になる
といった条件下で痛みが出ているケースが多いです。
原因不明とされがちですが、筋性疼痛と考える事ができます。
また、寝違えから慢性的な痛みや首、肩こりとして症状が
残ってしまっている人もいます。
改善のポイント
姿勢の改善や痛み止めやシップでは筋肉の状態は改善されません。
筋肉の状態を改善をさせることがが、痛みの改善や再発予防につながります。
まとめ
側屈時に首が痛い場合は「筋肉の収縮による痛み」であるケースが多く見られます
特に
- 横に倒すと痛い
- 振り向くと痛い
- 寝違えを繰り返す
といった症状があり、なかなか改善されない場合は、
筋肉を治療する事を強くおすすまします。
■参考文献
筋性疼痛症候の臨床観察(上巻)
―筋の「運動作用」及び「感覚作用」視点からの見解―
著者:小林 紘二