トリガーポイントとは?筋肉の痛みの原因をわかりやすく解説
肩こりや腰痛、坐骨神経痛のような脚の痛み。
これらの慢性的な痛みの原因として、近年注目されているのが トリガーポイント(Trigger Point) です。
トリガーポイントとは、
筋肉や筋膜の中にできる“痛みの発生源”のことです。
この部分が過敏な状態になると、
押した場所だけでなく、離れた場所にも痛みが広がることがあります。
例えば、
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お尻の筋肉が原因で太ももやふくらはぎが痛む
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首の筋肉が原因で頭痛が起こる
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肩の筋肉が原因で腕に痛みが出る
といったように、
痛みの場所と原因の場所が一致しないことが特徴です。
トリガーポイントができると何が起こるのか
トリガーポイントが形成されると、
筋肉の中の受容器が過敏化(感作)し、痛みを起こしやすくなります。
その結果、
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押すと強い圧痛がある
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特定の動きで痛みが出る
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姿勢を変えると痛みが軽くなる
といった症状が現れます。
また、トリガーポイントは関連痛(かんれんつう)と呼ばれる現象を起こします。
これは、
痛みの発生源とは別の場所に痛みを感じる現象です。
そのため、神経痛や関節の問題と誤解されることも少なくありません。
トリガーポイントができる原因
トリガーポイントは、
筋肉に繰り返し負担がかかることで形成されると考えられています。
主な原因には次のようなものがあります。
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長時間の同じ姿勢
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デスクワーク
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スポーツによる過負荷
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筋肉の疲労
こうした負担が続くと、
筋肉の中で血流が低下し、筋肉の中の受容器が過敏な状態になります。
この状態がトリガーポイントです。
トリガーポイントはレントゲンやMRIでは見えない
トリガーポイントは筋肉の機能的な異常のため、
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レントゲン
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MRI
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CT
といった画像検査では確認することができません。
そのため、
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検査では異常がないと言われた
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痛みの原因がはっきりしない
という慢性痛の背景に、
トリガーポイントが関係していることも少なくありません。
トリガーポイントへの治療
トリガーポイントの治療では、
痛みの発生源となっている筋肉にアプローチします。
特に鍼治療では、
トリガーポイントに直接刺激を与えることで
受容器の過敏状態を改善させると考えられています。
まとめ
トリガーポイントは、
慢性的な筋肉の痛みを引き起こす重要な原因の一つです。
特徴として
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押すと痛みが再現される
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離れた場所に痛みが広がる
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画像検査では異常が見つからない
といった点があります。
肩こりや腰痛、坐骨神経痛のような症状でお悩みの方は、
トリガーポイントが関係している可能性もあります。
慢性的な痛みでお困りの方は、
お気軽にご相談ください。
この記事の執筆者
鈴木 雄亮(すずき鍼療院・整体院 院長/鍼灸師)
筋筋膜性疼痛症候群(MPS)やトリガーポイント治療を専門とし、腰痛・肩こり・坐骨神経痛・膝痛・五十肩などの慢性症状改善を得意としています。
大阪手技療法研究会やREXトリガーポイント研究会で研鑽を積み、最新の知見を臨床に取り入れながら患者様一人ひとりに合わせた施術を行っています。