「上を向くと首が痛い」症例の改善例
デスクワークが多く、数年来の首・肩こりがあり、
ストレートネックと診断された。時々頭痛もする。
上を向くと首の後ろが痛いという症状の改善例です。
「上を向くと首が痛い」原因
上を向く動作は、頸椎の伸展という動作です。
頸椎の伸展には、主に頭半棘筋(とうはんきょくきん)、頚半棘筋(けいはんきょくきん)
といった筋肉が関係しています。
これらの筋肉に、トリガーポイントや筋硬結が形成されると筋肉の運動痛として
上を向く動作(頭・頚部の伸展動作)での痛みが発現します。

頭・頚半棘筋が悪くなる理由
これらの筋肉の作用は、重力に抵抗して、頭を支持・固定するという役割があります。
長時間のデスクワークや、上向きでの作業などはこれらの筋肉に負担がかり、
筋性疼痛の発現因子となります。

頭・頚半棘筋による症状
- 後頚部,後頭部及び頭頂部の痛み、鈍重感
- 立位及び歩行時のめまいやふらつきなどの平衡感覚障害
- 上を向くと首の後ろが詰まるような感じがする
- ストレートネック
ストレートネックとの関わり

ストレートネックとは、頸椎の前彎がなくなりまっすぐになった状態の事です。
レントゲンで骨だけ見るとまるで歪んでしまっているように見えますが、
実はストレートネックは筋肉によって作られてしまっています。
筋肉が悪くなると無意識下で適度な伸長位をとるようになります。
頚半棘筋の伸長姿勢としてストレートネックが発現している事が多いです。
筋肉の状態を改善することがストレートネックの改善につながります。
治療の実際
今回の症例では、頭・頚半棘筋の著しい浮腫や硬化が確認でき、
それらの筋肉を中心に鍼・徒手療法をおこないました。
施術後は頸椎の伸展痛の消失、可動域の拡大が認められました。
よって、この症状も筋性疼痛によるものだったと思われます。